豆腐や醤油、きなこなど、昔から我々日本人の食事には欠かせない大豆。
最近ではヴィーガン向けや、ダイエット向けにお肉の代替品として大豆ミートをスーパーでも見かけるようになったり、豆乳を飲む人が増えたり何かと注目を集めています。
ヘルシーなイメージがありますが、一体どのような効果効能があるのでしょうか。
今回の記事では、大豆がもつ栄養について、詳しく解説していきたいと思います。
この記事の目次
さまざまな食品の原料となっている大豆
古来から日本の食卓で親しまれてきた大豆は、私たちの食生活の中でもっとも馴染み深い食材と言っても過言ではありません。
そのまま調理して食べることはもちろん、日本には大豆が原料となったいろんな食品があります。
そこには知恵や伝統がつまっており、日本人の食における歴史が見えてきます。
ここでは大豆を使って作られた、それらの一部をご紹介いたします。
豆腐
大豆を水に浸してやわらかくしたあとに砕いて煮た汁を絞り、にがりによって固めた食品。
木綿豆腐や絹ごし豆腐などの種類があります。
納豆
煮る・蒸すなどして柔らかくした大豆を納豆菌によって発酵させた発酵食品。
近年の発酵食品ブームによって、ヘルシーな食品として再注目されています。
醤油
大豆と小麦と塩を主原料とし、微生物によって発酵させて熟成させた液体調味料。
うすくちやこいくちなどの種類があり、醸造技術によって風味も変わってきます。
日本料理の基礎調味料である「さしすせそ」の「せ」としても挙げられ、日本人の食生活を支えてきた食品です。
味噌
大豆を蒸すか煮るかしたあとに、麴と塩を混ぜ合わせて発酵、熟成させた調味料。
白みそや赤みそ、野菜などを入れた金山寺味噌など、作る地域や製法によってさまざまな種類があります。
醤油と同様、日本の伝統的な食品として親しまれ、味噌汁など多くの料理に活用されています。
大豆がもつ栄養成分
まずは大豆にどのような栄養成分が含まれているのか、ご紹介したいと思います。
文部科学省が発表している「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」 のデータによると、大豆100g
に含まれている主な栄養素は以下になります。
乾燥したものと、茹でたものを並べると、大豆の状態によって数値が異なることが分かります。
【黄大豆(国産・乾燥)の栄養素(100g)】
エネルギー | 372kcal |
---|---|
たんぱく質 | 33.8g |
脂質 | 19.7g |
炭水化物 | 29.5g |
食物繊維 | 21.5g |
【黄大豆(国産・ゆで)の栄養素(100g)】
エネルギー | 163kcal |
---|---|
たんぱく質 | 14.8g |
脂質 | 9.8g |
炭水化物 | 8.4g |
食物繊維 | 8.5g |
大豆の栄養がもたらす効果効能
とにかくタンパク質が豊富で、健康の維持に役立つ栄養成分が多い大豆。
これらの栄養素が実際に身体へどのような効果効能をもたらすのかを、解説します。
大豆の効能1:タンパク質で健康を維持
大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど、タンパク質を豊富に含む食品です。
先ほどの表からも分かるよう、肉に匹敵するタンパク質の多さからこう呼ばれるようになったようです。
タンパク質といっても肉に含まれるものと違って飽和脂肪酸の含有量が低く、コレステロールを含まない良質な植物性たんぱく質です。
実はタンパク質は私たちの骨や筋肉、皮膚、髪、内臓を作る上で大切な栄養素です。
体内に入ると消化酵素の働きによってアミノ酸に分解され、血液とともに全身に運ばれていきます。
身体作りをサポートしてくれるので、筋トレなどのスポーツをしている人にとっても強い味方となってくれるでしょう。
大豆の効能2:大豆イソフラボンで若々しく
大豆の栄養といえば、大豆イソフラボンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
大豆イソフラボンにはさまざまな効果効能が期待され、サプリや健康食品にも活用されています。
女性ホルモン(エストロゲン)と似ているとされ、年齢とともに減っていく女性ホルモンの分泌を促すことで更年期障害などの緩和にも有効と言われています。
また骨を健康に保つサポートをする役割もあり、骨粗鬆症の予防にも。
コラーゲンを増やして肌や髪などを美しくするお手伝いをしたり、悪玉コレステロールを排除して生活習慣病を予防したりと、女性の美と健康を維持する上で大いに役立ってくれます。
大豆の効能3:コレステロール値をおさえる
大豆はコレステロール値を下げるという研究結果が海外でも発表されています。
悪玉コレステロールが増えるとそれが血管壁に入り込み、動脈硬化の原因に。そこから心筋梗塞や脳梗塞へのリスクとつながってしまいます。
心臓発作や脳卒中などの予防のためにも、普段の食事から植物ベースの良質なタンパク質を摂ることを心がけましょう。
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