古くから食べられ、日本の伝統食材でもある小豆。
お団子やお汁粉などの和菓子、赤飯など色んな食べ方がありますが、自宅で保存する時はどのような方法が良いのでしょうか?
今回の記事では、小豆の保存期間から保存方法までをご紹介します。
常温や冷蔵など保存の仕方によってそれぞれ扱い方に注意があるので、気をつけましょう。
正しい保存方法を知って、自宅でも気軽に小豆を使ったレシピを楽しんでみてください。
この記事の目次
保存方法を知る前に!小豆の性質とは?
スーパーマーケットなどでは乾燥豆や水煮、砂糖を加えて煮たあんこのレトルトパックや缶詰など色んな状態の小豆が手に入ります。保存方法を調べる前に、まず小豆の性質を知っておくとよいでしょう。
今回は一般的に販売されている乾燥の小豆について、ご紹介したいと思います。
店で売られている小豆は袋にたくさん入って売られており、「乾燥しているしなんだか長持ちしそう…」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、基本的に乾燥豆のため、高湿や高温、直射日光などの条件下だと品質劣化が進みやすくなります。
乾燥させているとはいえ、小豆も植物です。収穫から時間が経つとどんどん硬くなり、水分の吸収も悪くなってせっかくの豊かな風味も落ちてしまいます。
また、保存する際に密閉されていないと空気や水分に触れてカビや虫が発生する原因に。
余って残していた小豆が戸棚の奥から出てきた…なんてことがあっても、いつ購入したか、またいつ開封したものか分からない場合は賞味期限に限らずむやみに食べるのはやめておきましょう。
特に米や豆類の穀物にはコクゾウムシとう穀害虫がつきやすく、知らない間に虫が湧いて害をもたらすことも。
使う前は小豆にカビが生えていないか、 虫はいないかなど、しっかり確認することも忘れずにしましょう。
小豆の保存期間(賞味期限)は?
煮るとほくほくした食感でやさしい風味が広がる小豆。
こし餡やつぶ餡、赤飯などが意外と簡単に作れるうえ、栄養価も高くヘルシーな食材として取り入れる方も増えています。
小豆を購入した場合、保存期間はどのくらいなのか、以下にまとめてみました。
未開封の場合
未開封での場合、保存期間は以下になります。
●常温の場合・・・1年
●冷蔵の場合・・・1年
未開封の場合でも、保存方法や置かれた環境によっては品質劣化が進みやすくなります。
開封後の場合
開封後の保存方法としては、長期保存は避けてとにかく早めに使い切ることをおすすめします。
下茹でしたものや煮豆は、そのまま密閉容器に入れて冷凍保存することで2~3週間ほど保存が可能です。
小豆の保存方法:常温
小豆を常温で保存する方法は、とにかく密閉して保存をすることがポイントです。
たとえ未開封のものであっても、なるべく劣化を防ぐために直射日光や高温多湿を避けた冷暗所で保存してください。
また開封後は早めにお召し上がりになることをおすすめしています。
小豆の保存方法:冷蔵
冷蔵での保存方法は品質劣化を抑えることができ、鮮度や風味が長持ちしますのでおすすめです。また冷蔵で保存する場合にもきちんと密閉して保存してください。
密閉できる保存容器やファスナー付きの保存袋のほか、乾燥させたペットボトルも冷蔵庫の中で場所をとらないのでおすすめです。
しかし、冷蔵で長期間保存しすぎると、煮え方が悪くなり、味も落ちてしまいます。
「冷蔵で保存しているから安心」…と長い間放置はせず、早めに調理することをおすすめしています。
市販のレトルトパックや缶詰には保存料が入っていますが、自宅で調理した場合は日数が経つと傷みやすくなるので、こちらも注意しましょう。
また保存する場合は、調理した小豆を小分けにしてラップを広げて包み、ファスナー付きの保存袋に入れておくと使いたい分だけを取り出せるので便利です。
小豆の保存方法:冷凍
小豆を冷凍する保存方法としては、乾燥したままのものでなく、一旦下茹でや調理した煮豆の状態で冷凍することをおすすめしています。
茹でた豆は、密閉容器に入れて約1年ほどの保存が可能です。
冷蔵の保存方法と同様、小分けにしてラップに包むと食べる時に必要な分だけの解凍ができるので便利です。
冷凍は一番長く保存ができますが、冷蔵庫の中で長く置いていると冷凍やけや匂い移りなどで劣化する場合も。美味しくいただくには、できる限り早めに消費をするようにしましょう。
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