黄大豆を乾煎りしたものである「煎り豆(煎り大豆)」というと、「節分の日に撒いたり食べたりする豆」というイメージが強いかもしれません。
日常で食べることは少ないかと思いますが、実はおやつとして食べるとさまざまな栄養を摂取することができるんです。
「煎り豆の栄養について知りたい」
「煎り豆を食べると健康に良いのか?」
という疑問を持つ方に向けて、本記事では煎り豆に含まれる栄養に触れつつ、どのような健康効果があるのかを紹介します。
また、煎り豆の栄養が手軽に摂取できる幸田商店おすすめの商品についてもご紹介しますので、最後までご覧ください。
この記事の目次
煎り豆とはどんな食品?
煎り豆は、大豆や黒豆などの豆を乾煎りしたものを指します。
大豆を乾煎りすると内部の水分が飛んで、香ばしい風味とカリッとした食感が生まれるのが特徴的。おやつやおつまみとして食べられるほか、節分の豆まき用の豆としても使用されます。
そんな煎り豆は、たんぱく質や食物繊維といったさまざまな栄養素や成分を含みます。それでは、煎り豆に含まれる栄養について、1つずつ見ていきましょう。
煎り豆の栄養①たんぱく質
煎り豆に含まれる栄養の1つ目はたんぱく質です。大豆に含まれるたんぱく質を「大豆たんぱく質」と呼び、大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど、たんぱく質を多く含む食材です。
たんぱく質は、筋肉や臓器、皮膚、毛髪などを構成する成分であるとともに、体内に存在する酵素や抗体などの体調節機能成分として、生命維持に欠かせません。
大豆は植物性たんぱく質のなかでも良質なたんぱく質を含みます。というのも、大豆はたんぱく質を構成するアミノ酸のうち、体内で合成できない必須アミノ酸のバランスが良いためです。
また、大豆は肉や魚といった動物性たんぱく質と比べても脂質が少ないので、健康志向の方やベジタリアン、ヴィーガンにとって貴重なたんぱく質源となります。
煎り豆の栄養②大豆サポニン
煎り豆に含まれる栄養の2つ目に「大豆サポニン」も挙げられます。
大豆サポニンは、水と油を混ざりやすくする性質を持つ成分。せっけんのように泡立つため、ラテン語で石けんを意味する「サポ」からその名がつけられています。
実際、大豆や小豆を茹でると大量の泡が生じますが、これはサポニンが溶出したもの。ただ通常は「アク」として取り除かれてしまいます。
このサポニンは、脂質の吸収を抑制する作用や血中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を低下させる作用、免疫力を高める作用などが注目されています。
煎り豆の栄養③レシチン
煎り豆に含まれる栄養の3つ目は「レシチン」です。
レシチンはリン脂質の一種。体内の脂質代謝や細胞の機能維持に関与しており、特に脳や神経系にとって欠かせない成分です。
レシチンをはじめとしたリン脂質が不足すると、細胞膜の正常な機能を保持できなかったり、血管にコレステロールが溜まったりするおそれがあります。これによって、動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病につながる症状を引き起こすこともあります。
煎り豆の栄養④大豆イソフラボン
煎り豆に含まれる栄養の4つ目が「大豆イソフラボン」。植物性エストロゲンと呼ばれることもあります。
大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と似た構造であるため、体内においてエストロゲンの受容体と結合します。それによって更年期の不調や骨粗しょう症といった疾患に対する有用性が期待されています。
煎り豆の栄養⑤大豆オリゴ糖
煎り豆の栄養5つ目は「大豆オリゴ糖」です。オリゴ糖とは糖の最小単位である「単糖」が2〜10個ほど結合したものを指し、体内で消化されにくい性質を持つ成分です。
イソマルオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖など、食品によって含まれているオリゴ糖の種類は異なり、大豆に含まれているオリゴ糖を大豆オリゴ糖と呼びます。
大豆オリゴ糖をはじめとしたオリゴ糖は、摂取後、消化されずに大腸にまで届いて腸内の善玉菌の栄養となり、善玉菌の増殖を助けます。善玉菌が増殖することによって整腸作用が期待できます。
煎り豆の栄養⑥食物繊維
野菜に含まれているイメージがある食物繊維ですが、煎り豆にも含まれています。
食物繊維は摂取後、消化吸収されずに大腸にまで届く成分です。食物繊維には水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」がありますが、煎り豆の場合は不溶性食物繊維が多く含まれています。
不溶性食物繊維は水に溶けにくい食物繊維で、便の量を増やして腸を刺激します。それによって腸の運動が活発化し、便通が整うことにつながります。
煎り豆の栄養を摂取するうえでのポイントと注意点
さまざまな栄養素や成分が含まれている煎り豆ですが、「ただ食べれば良い」というものではありません。いくつかのポイントや注意点をおさえつつ、食べるようにしましょう。
食べ過ぎに注意
煎り豆はそのままポリポリと食べられますが、食べ過ぎには注意しましょう。
理由として煎り豆を食べ過ぎると、便秘やお腹張るといった不調を引き起こすおそれがあるためです。
もともと便秘で腸の動きが低下している人が、煎り豆のような食物繊維を多く含む食品を摂り過ぎると、かさが増した便をうまく排出できず、かえって便秘を悪化させるケースがあります。
また、特定の食品を食べ過ぎることは栄養バランスの崩れにもつながります。煎り豆であれば小皿に少量を出して食べるというように適量摂取を心がけましょう。
水分と一緒にとる
煎り豆は水分が少ないため、飲み物と一緒に食べることをおすすめします。飲み物なしで煎り豆を食べると、口の中がパサパサしてむせてしまうかもしれません。
煎り豆は食物繊維を含むため、水分と一緒に摂ると胃腸の中で膨らんで満腹感が得られやすくなります。
食べやすさや満腹感を得るためにも、水やお茶といった飲み物と一緒に煎り豆を食べるようにしましょう。
煎り豆の栄養を手軽に摂れる「4種の煎り豆ミックス」
煎り豆に含まれる栄養素や成分についてご紹介しました。煎り豆はたんぱく質をはじめとした栄養成分を含んでいるため、適量を取り入れることで健康面でさまざまな効果が期待できます。
そこで、「健康のためにも煎り豆の栄養を手軽に摂りたい」という方におすすめなのが、幸田商店の「4種の煎り豆ミックス」です。黄大豆のほか、黒大豆・青大豆・だだちゃ豆を煎り、ブレンドしています。
また、大豆はすべて国内産というのもうれしいポイント。そのまま食べるのはもちろん、味噌汁に入れたり、ごはんと一緒に炊いたりと料理に活用もできます。
おやつ感覚でポリポリと食べられる「4種の煎り豆ミックス」をぜひお試しください。
素材を活かしたものづくりで健康と食の豊かさをお届け
海風が吹き、元気な土壌で育てられる茨城県の農作物たち。さつまいものみを原材料にした干し芋を中心に、幸田商店では自然の恵みを活かした伝統のものづくりをしています。 国産の豆を使ったきなこやあずき、大麦の食品など、独自の加工技術や製法で美味しく安心安全な食品を製造。 素材の旨みがたっぷりの自社商品を通して、体の健康や食の豊かさを提案しています。
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