青大豆は成熟しても皮の色が緑色のままの大豆の品種を指します。
大豆と聞くと何となく健康に良さそうなイメージがあるかもしれませんが、青大豆に含まれる栄養にはどのような効能があるのでしょうか?
本記事では、青大豆に含まれる栄養素の効能についてまとめました。また、青大豆のおすすめの食べ方についてや、「青大豆を試してみたい」という方にぴったりの商品についてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
青大豆は大豆の一種
青大豆は名前の通り、緑がかった青い色をした大豆のことで、よく見る黄大豆とは異なる風味をもちます。
青大豆の大きな特徴としては、ほんのりと上品な甘みを持つこと。その甘みと緑がかった色を活かし、さまざまな活用がされています。
- 煮豆
- 味噌
- 豆腐
- きな粉(うぐいすきな粉)
- 和菓子
また黄大豆に比べて生産地が限られることや栽培が難しいことから、流通量も少なく希少であり、特に国内産の青大豆は高級食材として扱われます。
関連記事:「大豆と黒豆の違いが知りたい! 見た目や品種ごとの特徴について」
青大豆の効能効果①腸内環境を整える
青大豆に含まれるオリゴ糖と食物繊維の作用によって「腸内環境を整えること」が期待できます。
オリゴ糖とは体内で消化されず、そのまま大腸へ届く糖質の一種。腸内環境を良くする腸内細菌の栄養源となるため、整腸作用が期待できます。
また、食物繊維も体内において消化されないまま大腸にまで届く食物中の成分で、「第6の栄養素」とも言われています。便のかさを増やす材料となるほか、大腸内の環境を良くする腸内細菌に利用され、これらの菌の増殖に関与します。
食物繊維は多くの日本人に不足しているため、積極的に摂取する必要がある食品成分ですが、大豆の過剰な摂取は消化器系に負担をかけることもあるため、食べ過ぎには注意しましょう。
青大豆の効能効果②抗酸化作用
青大豆にはビタミンEが含まれます。別名「若返りのビタミン」と呼ばれることもある、強い抗酸化作用をもつビタミンです。
抗酸化作用とは、動脈硬化や免疫機能の低下、老化などを引き起こす原因となる活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑えること。
紫外線をはじめとした外的刺激から肌を守ったり、肌のバリア機能を安定させる働きもあります。また、血行を良くする作用もあるため、皮膚の新陳代謝を高めるのにも関与します。
ビタミンEは脂溶性(油に溶ける)ビタミンなので、きな粉として使用し、油分を含む食品と組み合わせたり、煮豆にして油脂とともに調理するとより効率的に摂取ができるでしょう。
青大豆の効能効果③骨の健康を維持する
青大豆にはカルシウム・マグネシウム・たんぱく質・ビタミンK・大豆イソフラボンが含まれ、これらの栄養素は骨の健康を維持します。
青大豆に含まれる栄養素 | 栄養素の役割や働き |
---|---|
カルシウム | 骨や歯の形成に必須のミネラル骨密度の維持に直接的に寄与する成分 |
たんぱく質 | 骨基質の形成に必要な栄養素 |
マグネシウム | 骨の成長や強化に重要なミネラル |
ビタミンK | 骨へのカルシウム沈着を促進 |
大豆イソフラボン | 女性ホルモンと似た働きをする |
中でも注目したいのが、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンです。
女性ホルモンの機能として骨量の維持がありますが、女性が閉経を迎える前後は女性ホルモンの分泌低下に伴って骨量が減少する傾向があります。
その点、女性ホルモンと似ている大豆イソフラボンの摂取は、骨量が減少するのを抑制するのに役立つことが期待されています。
青大豆の効能効果④ダイエットに役立つ
青大豆に含まれるたんぱく質と食物繊維がダイエットに期待できます。
ダイエットをするうえでは、たんぱく質の摂取が重要です。たんぱく質の摂取は筋肉量を維持し、エネルギーを消費しやすい体作りに貢献します。
また、青大豆に含まれる食物繊維は、体内において水分を吸って膨らむため、満腹感が得やすくなります。さらに腹持ちが良いことから、食事の食べ過ぎを抑えることも期待できるでしょう。
しかし、青大豆自体のエネルギーは低いものではないため、過剰摂取はダイエットに逆効果となります。青大豆の食べ過ぎには注意しましょう。
関連記事:「大豆は食べすぎると太るって本当? ダイエットに効くと言われている理由は?」
青大豆のおすすめの食べ方
青大豆を手に入れたとしても、「どのように食べたら良いか分からない」という方もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか?
次から、青大豆のおすすめの食べ方についてご紹介します。
煎り豆
青大豆の食べ方でまずおすすめなのは、フライパンで軽く煎るだけで作れる「煎り豆」です。
青大豆の香ばしさと甘みを感じられ、おやつとしてパクパクと食べられます。また、保存がきき、食品用保存袋に入れれば持ち運ぶことも可能なのもうれしいポイント。
味付きの煎り豆も市販されていますが、塩分が気になる方は無塩のものを選択すると良いでしょう。
ずんだあん
青大豆の上品な甘みを活かした「ずんだあん」もおすすめです。
一般的に知られている「ずんだあん」は茹でた枝豆を潰し、砂糖を混ぜたものを指しますが、昔は茹でた青大豆をすりつぶしていました。
団子や餅、パンやアイスクリームのトッピングなど、さまざまな料理やスイーツに活用ができます。
豆ごはん
青大豆はほのかな甘みと香ばしさを活かした「豆ごはん」はいかがでしょうか。枝豆やグリーンピースで作る豆ごはんとは異なる食感と風味が楽しめるでしょう。
青大豆のほっくりとした食感とごはんのもちもち感がよく合い、満足感のある一品になります。
味噌汁
味噌汁に青大豆を入れてもおいしく仕上がります。青大豆のほんのり甘い風味とほくほくとした食感が味噌汁にプラスされ、普段の味噌汁とは一味違った楽しみ方ができるでしょう。
青大豆はあらかじめ茹でておいたものを味噌汁に入れると調理がしやすくなります。
青大豆を生活のなかに取り入れてみよう
青大豆は腸内環境を整えたり、ダイエットに役立ったりとさまざまな効能が期待できます。食べ過ぎには注意する必要がありますが、煎り豆にして食べる、料理に取り入れるなど活用の幅も高い食品です。
中には、この記事を読んで「青大豆を普段の生活に取り入れたい」と思った方もいらっしゃるはず。そこでおすすめなのが、幸田商店の「4種の煎り豆ミックス」です。
この商品は青大豆のほか、国産の黄大豆・黒大豆・だだちゃ豆を煎り、ブレンドした商品です。500g入りでたっぷり召し上がれます。
また、4種の煎り豆ミックスはそのまま食べるだけでなく、煎り豆ごはんや煎り豆チョコといった料理のアレンジもできます。
ぜひ、青大豆を試してみたいという方は幸田商店の「4種の煎り豆ミックス」をお試しください。
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