干し芋の形状にはいくつか種類があります。よく目にするのが代表的な「平切り(ひらぎり)」ですが、さつまいもを棒状にカットした「角切り(かくぎり)」、小さい芋をそのまま干した「丸干し(まるぼし)」などの存在も。
さつまいもの品種によっても甘さや味わいが変わりますが、この形状の種類によってもまた味わいが変わってきます。これは、実際に食べ比べてみるとよく分かるので、ぜひいろんな種類を味わってその違いを楽しんでみてください。
近年ではべにはるかの品種が非常に人気で、べにはるかを使った平切り・丸干しの両方の需要が高まっています。
今回の記事では、干し芋それぞれがどうやって作られているのか、また形状の特徴の違いなど、詳しくご紹介いたします。
この記事の目次
干し芋の種類1:平切り
蒸したさつまいもを縦方向にスライスして乾燥させた、干し芋のスタンダードな形状。
食べやすくお芋のネットリ感や甘味も十分感じられ、干し芋といえばこの形状を連想する方も多いと思います。
平切りの製造工程について
干し芋の代表的な形状です。皮をむいた後に「つき」と呼ばれるピアノ線を張った道具で8~10mm程度の厚さにスライスをします。
幸田商店で作っている干し芋は、原料糖度をロット毎に管理し、適正な糖度になってから加工を行います。
スライスしたさつまいもを手作業ですだれの上に並べ、天日干しの場合は4~7日乾燥します。
昨今では冷風乾燥機(冬場の気候を再現した乾燥機)を使用しており、天候に左右されずに、天日干しに比べ約半分程度(2~3日)の期間の乾燥で干し芋を製造できます。
平切りのおすすめの食べ方
そのままでももちろん美味しくいただけますが、軽く炙って香ばしい風味をつけて食べるのがおすすめです。
また、やや硬いものなどは油で素揚げにすると、ほくほくとしたさつまいもの天ぷらのような美味しさも感じて頂けます。
訳ありほしいも 500g×2袋(1キロ)
¥2,280(税込)
茨城県産 べにはるか 平切り ほしいも 320g
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茨城県産 シルクスイート 平切り ほしいも 140g
¥600(税込)
干し芋の種類2:角切り
フライドポテトよりひと回り大きいサイズ感で、非常に食べやすいのが角切りの特徴です。
手間暇がかかるため、生産量や流通量については平切りや丸干しに比べかなり少ない量になります。
最近ではコンビニエンスストアなどでも出回るようにもなり、若い人を中心に人気があります。
また中国産のものにはここからさらにカットしたダイスタイプ(サイコロ状)も存在します。
角切りの製造工程について
基本的な工程は平切り干し芋と同じになります。「つき」のピアノ線の配置を格子状に張ってスライスすることにより、スティック状にカットされます。
平切りよりも1本のさつまいもからスライスする数が増えるので、その分干す時の数も多くなります。
「並べ」と呼ばれているスライスしたお芋をすだれの上に並べていく作業があるのですが、平切りに比べると2倍時間が掛かり、作る工程でどうしても手間暇がかかります。
角切りのおすすめの食べ方
手が汚れにくく、一番食べやすく片手でパクっと気軽におやつとして楽しむことができます。
角切りの干し芋をカットして、ヨーグルトやシリアル等に混ぜてもおすすめです。
干し芋の種類3:丸干し
平切りにはあまり適さない小振りのさつまいもを蒸し、皮をむいた後スライスせずにそのまま干したものが「丸干し」です。
製造も平切りの倍くらい時間をかけなければ干しあがらず、そのため生産量も少なくなってしまいます。
丸々とした見た目で食べ応えがあり、またゆっくり乾燥させているため、もっちりとした食感を楽しんで頂けます。
平切りに比べ水分値が高く食感が軟らかく感じ、甘みも強く感じやすいため、丸干しを愛好するファンも多くいます。
丸干しの製造工程について
拳大の大きさの小芋の皮を丁寧に剥き、天日干しの場合は約2週間程度かけてじっくり完成させます。そのため、1月~2月の厳寒期でないと製造ができません。
幸田商店で現在作っている丸干しは、熱風乾燥機と冷風乾燥機を併用して製造日数を通常より短くする事が可能になっています。
丸干しのおすすめの食べ方
そのまま丸かじりして頂くと、お芋のモッチリ感を楽しんで頂けます。
また、スライスしてお皿に並べて頂くとまるでスイーツのような感覚で楽しんで頂けます。
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茨城県産 べにはるか 平切り ほしいも 320g
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素材を活かしたものづくりで健康と食の豊かさをお届け
海風が吹き、元気な土壌で育てられる茨城県の農作物たち。
さつまいものみを原材料にした干し芋を中心に、幸田商店では自然の恵みを活かした伝統のものづくりをしています。
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