2024年10月4日

黒糖が持つ効果効能とは?白砂糖との違いやおすすめの食べ方も解説

黒糖が持つ効果効能とは?白砂糖との違いやおすすめの食べ方も解説

黒糖はなんとなく体に良さそうなイメージはあるものの、どのような効果効能が期待できるのか知らない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、含まれている栄養素に触れながら、黒糖に期待できる効果効能について紹介します。

また、白砂糖とどのように異なるのかについてやおすすめの食べ方についてもまとめているので、黒糖について知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

そもそも黒糖とはどんな砂糖?

日本にはさまざまな種類の砂糖があり、黒糖も砂糖の一種。この黒糖は、黒砂糖とも呼ばれることもあります。

主に、沖縄県や鹿児島県の特産品としても知られ、原材料であるサトウキビをしぼって煮沸濃縮し、そのまま固めるという伝統的な製法で作られています。

独特のコクと風味を持ち、まろやかな甘さとほのかな苦味があるため、料理のコクを引き出したり、隠し味に使われたりするほか、お茶請けとして食べることもある砂糖です。

ただ、黒糖に白砂糖の原料と糖蜜をブレンドして作る加工黒糖とは区別される点は知っておくと良いでしょう。

黒糖と白砂糖(上白糖やグラニュー糖)との違いは?

黒糖と白砂糖は製造工程や栄養価、風味に大きな違いがありますので、以下にまとめてみました。

  黒糖 白砂糖(上白糖・グラニュー糖)
原材料 サトウキビ サトウキビやテンサイ
製造工程 サトウキビの搾り汁を煮詰めた後、固める 原材料の搾り汁から不純物を除去し結晶化させる
味・風味 独特のコクとまろやかな甘み
ほのかな苦味
くせのない純粋な甘味
栄養価 サトウキビ由来の栄養素(ミネラルやビタミンなど)が残っている 糖質が大部分を占めており、ミネラルやビタミンはほとんど含まれていない

黒糖と白砂糖の違いとして、主に挙げられるのは製造工程です。黒糖は原材料であるサトウキビの搾り汁を煮詰めて固めるため、栄養素・風味が残るといった特徴があります。

一方で、白砂糖の場合は原材料を絞った後、不純物を取り除いて精製する工程があります。そのため、栄養価はショ糖が大部分を占め、純粋な甘味だけを残しています。

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黒糖の効果効能①ミネラル補給

黒糖は精製されていない砂糖であり、サトウキビ由来のミネラルが残っているため、ミネラル補給ができる食品です。

ミネラルは、運動時や外出時に汗をかくと失われてしまう成分ですので、黒糖は日常的なミネラル不足を補う手段としても役立ちます。

次から黒糖に含まれるミネラルやそれぞれの働きについて見ていきましょう。

貧血対策に役立つ「鉄」

鉄は人体に必要なミネラルの一種です。

体内に存在する鉄は、主に赤血球のヘモグロビンの成分として存在しており、全身に酸素や栄養素を運ぶ働きに関わっています。

鉄が不足してしまうとヘモグロビン及び赤血球が減少し、全身の細胞へ酸素の供給がされなくなります。これが「鉄欠乏性貧血」の状態です。体が酸素不足の状態になると、頭痛や疲労といった症状が現れます。

特に女性は月経により鉄が失われるため、貧血になりやすい傾向があります。それゆえ鉄を普段から意識的に摂取することが重要です。

参考:「鉄 | e-ヘルスネット(厚生労働省)」

骨を丈夫にする「カルシウム」

黒糖に含まれる栄養素の2つ目が「カルシウム」です。骨や歯を形成するミネラルとして知られています。

カルシウムは骨格の形成に関わるほか、血液の凝固や筋肉の収縮といった作用にも関わる栄養素。牛乳・乳製品をはじめ、野菜や海藻、豆類といった食品に含まれています。

18歳以上の男女が一日に摂るべきカルシウムの推奨量は650〜800mgとされ、成長期の子どもだと800〜1,000mgが目安。子どもの成長において特に重要な栄養素です。

参考:「カルシウム | e-ヘルスネット(厚生労働省)」

塩分の摂り過ぎを調節する「カリウム」

カリウムは血圧の調整にはたらく、人体に必須なミネラルの一種です。

体内の体液の浸透圧を一定に保つ働きがあり、ナトリウムを体外に排出しやすくする作用をもちます。

特に日本人はナトリウムの摂取量が諸外国と比較して多いため、ナトリウムの排泄を促してくれるカリウムの摂取が重要とされます。

カリウムは、野菜や果物、いも、豆類などに多く含まれています。

参考:「カリウム | e-ヘルスネット(厚生労働省)」

黒糖の効果効能②整腸作用

黒糖には少量のオリゴ糖が含まれており、オリゴ糖は腸内細菌を増やす作用があります。

というのもオリゴ糖は消化吸収がされないまま大腸に到達する糖です。大腸内に存在する細菌のうち、人にとってプラスに働いてくれる善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌など)のえさとなり、善玉菌の増殖を促すことで腸内環境を整えるのに役立ちます。

参考:「オリゴ糖 | e-ヘルスネット(厚生労働省)」

黒糖の効果効能③エネルギー補給

黒糖は主にショ糖から構成されており、消化されるとブドウ糖と果糖に分解・吸収された後、速やかにエネルギー源として利用されます。

また、黒糖には体内のあらゆる代謝に関わる酵素のはたらきを補う栄養素であるビタミンB群を含みます。

なかでもビタミンB1は糖質をエネルギーに変換させるのに欠かせない栄養素。黒糖は糖質とビタミンB1を一緒に摂取できる食材なので、運動時やエネルギーを必要とする際に素早いエネルギー補給ができます。

ただ、黒糖は糖分を多く含むため、過剰摂取によりカロリー過多や血糖値の急上昇など健康に影響を及ぼすことがあります。黒糖を食べる際は適量を心がけましょう。

黒糖の効果効能を引き出すおすすめの食べ方

黒糖の効果効能を引き出すおすすめの食べ方

黒糖は黒いため、白砂糖と比べて料理や製菓に使いづらいという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、黒糖はさまざまな食べ方を楽しめるうえ、食べ方によっては効果効能をより引き出すことも可能です。 次から黒糖のおすすめの食べ方をご紹介します。

そのままかじる

黒糖はそのままかじって食べるのがおすすめです。

沖縄では黒糖がブロック状やピース状の黒糖が販売されているため、運動時や農作業の合間におやつやエネルギー補給としてかじる人が多いといわれています。

そのままかじって食べることで、黒糖本来の自然な甘みを感じられるとともに、栄養摂取にもなります。

砕いてアイスクリームやヨーグルトにふりかける

黒糖は包丁や手で簡単に砕けるので、アイスクリームやヨーグルトにふりかけて使うのも良いでしょう。

バニラアイスに細かく砕いた黒糖を振りかけると、バニラアイスに甘さと香ばしさが加わり、まるでキャラメルのような風味が楽しめます。

また、プレーンヨーグルトに加えるとほどよい甘味が加わってより食べやすくなります。

さらにヨーグルトに含まれる乳酸菌と黒糖に含まれるオリゴ糖を一緒に食べられるため、整腸作用がより期待できるでしょう。

温かい紅茶・ミルクに混ぜる

温かい紅茶やミルクに黒糖を加えるのも良いでしょう。通常の上白糖とは異なるまろやかな甘みが楽しめますよ。

また、カフェラテに黒糖を混ぜると、複雑で深い味わいのある黒糖ラテが楽しめますよ。

黒糖の効果効能を知って日常に取り入れよう

黒糖は白砂糖のように精製する製造工程がなく、原料由来のミネラルやビタミンが残っています。このことから、ミネラル補給や整腸作用などさまざまな効果効能が期待できるんです。

ただし、体に良いからといって黒糖を食べ過ぎるとカロリー過多につながるため、適量摂取を心がけてください。

また、黒糖を日常生活に取り入れたい方には、個包装で持ち運びにも便利な幸田商店の「塩と黒糖タブレット」がおすすめです。

沖縄県産の黒糖と沖縄の塩を使用したタブレットで、発汗で失われてしまう塩分、糖分、ミネラルをバランスよく補給できます。

やわらかい食感で口溶けが良く、お子様から年配の方までお召し上がりいただけます。

「手軽にエネルギー補給をしたい」「たくさん汗をかいてしまう」という方は、ぜひ幸田商店の「塩と黒糖タブレット」をお試しください。

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